大分産乾椎茸と放射能についての見解

 当組合では原発事故直後から放射能測定機器を導入し、自主検査を実施するとともにその信頼性をより高めるために第三者機関(大分県薬剤師会検査センター)においてさらに精密な測定を行い、その結果をホームページで公表してきました。

 

 原発事故から6年が経過しましたが、これまでの検査で国の基準値の10分の1以下の厳しい測定値において一度も検出されていないことから、十分に安全性は確保されたものと考えております。過去の検査結果を踏まえたうえで放射能検査の終了を検討いたしましたが、更なる安全性を追求するために、当組合による自主検査は終了するものの今後とも第三者機関(大分県薬剤師会検査センター)における測定は継続することといたしました。

 

 なお、測定方法はこれまでと同様に、毎回(月平均3回)の入札会において県下5地区(中央・県南・竹田・久大・国東の各支部管内)の乾椎茸を無作為に抽出し、国の基準値である1kg当たり100ベクレル(一般食品)よりさらに厳しい1kg当たり10ベクレルを基準として実施いたします。

 お問い合わせの中には椎茸原木購入先に関することも多く寄せられています。大分県は自然発生に適した気候風土ということもあり、栽培の歴史も古く、農山村の基幹産業であったため、昭和初期から行政が中心になって椎茸原木(クヌギ)の植林等に様々な支援事業を展開して現在に至っており、その蓄積量は全国一位となっています。また、クヌギは伐採した切り株から自然に芽吹く特性(萌芽作用)があるため何回伐採してもその量は減少することはありません。加えて現在は当時に比べ生産者の高齢化などで生産量は半減していることなどからすれば、大分県の原木は有り余っているのが現状でわざわざ他県から購入することはありません。

大分県は福島原発から遠いことと、日本の気圧や海流の移動は概ね西から東へと移動することを考慮すれば、今回の放射性物質の飛散につきましては、大分県への影響はないと考えられます。

当組合は今後とも目に見えない放射能につきまして関係行政、業界とも連携を強化し、安全・安心な乾椎茸の供給体制を図っていきます。

また、放射能とは直接関係はありませんが、今後は国内の地域間での産地偽装リスクが高まることが懸念されています。こうしたことは消費者、生産者を欺く行為ですので、行政と連携を密にし、産地偽装対策に積極的に取り組んでいきます。

公益社団法人大分県薬剤師会測定

測定日:平成30年1月30日

検体
品目名
産地
(大分県)

出荷月
平成29年~30年

品柄品種名ヨウ素
131
セシウム
134
セシウム
137
乾椎茸1 竹田市 12 香信大葉 ゆう次郎 検出されない 検出されない 検出されない
乾椎茸2 豊後大野市 12 香信大葉 290 検出されない 検出されない 検出されない
乾椎茸3 竹田市 12 香信大葉 290 検出されない 検出されない 検出されない
乾椎茸4 玖珠町 12 香信大葉 327 検出されない 検出されない 検出されない
乾椎茸5 豊後高田市 1 香信大葉 327 検出されない 検出されない 検出されない
乾椎茸6 竹田市 1 香信大葉 193 検出されない 検出されない 検出されない

※測定器:ゲルマニウム半導体検出器
※検出されない:検出下限値(10Bq/kg)
※試験受託者:大分県椎茸農業協同組合

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