大分産乾椎茸と放射能についての見解

大分産乾椎茸と放射能についての見解

  当組合では原発事故直後から、乾椎茸の安全と消費者への信頼性を高めるために第三者機関(大分県薬剤師会検査センター)において精密な測定を行い、その結果をホームページで公表してきました。

 原発事故後、これまでの検査で国の基準値以上の測定値は一度も検出されていないことから、十分に安全性は確保されたものと考えております。従いまして、当組合は過去の検査結果を踏まえたうえで、検査は継続するものの、放射能検査の検査検体数及び検査頻度を変更致します。 

 測定基準はこれまでと同様ですが、測定方法を変更し入札毎(月平均3回)に行っていた検査を月1回の検査とし、現行6検体(中央・県南・竹田・久大・国東の各支部管内、及び規則的に抽出されていた1支部)の乾椎茸から5検体(県下5地区の支部管内)に絞り検査を行います。基準値は国の定める1kg当たり100ベクレル(一般食品)よりさらに厳しい1kg当たり10ベクレルを基準として実施いたします。

※ 2019年2月より施行

 お問い合わせの中には椎茸原木購入先に関することも多く寄せられています。大分県は自然発生に適した気候風土ということもあり、栽培の歴史も古く、農山村の基幹産業であったため、昭和初期から行政が中心になって椎茸原木(クヌギ)の植林等に様々な支援事業を展開して現在に至っており、その蓄積量は全国一位で椎茸生産に十分足りうる量となっています。クヌギは伐採した切り株から自然に芽吹く特性(萌芽作用)があるため何回伐採してもその量は減少することはありません。加えて現在は当時に比べ生産者の高齢化などで生産量は半減していることなどからすれば、大分県の原木は有り余っているのが現状でわざわざ他県から購入することはありません。

大分県は福島原発から遠いことと、日本の気圧や海流の移動は概ね西から東へと移動することを考慮すれば、今回の放射性物質の飛散につきましては、大分県への影響はないと考えられます。

当組合は今後とも関係行政、業界とも連携を強化し、安全・安心な乾椎茸の供給体制を図っていきます。

また、放射能とは直接関係はありませんが、今後は国内の地域間での産地偽装リスクが高まることが懸念されています。こうしたことは消費者、生産者を欺く行為ですので、行政と連携を密にし、産地偽装対策に積極的に取り組んでいきます。

公益社団法人大分県薬剤師会測定

測定日:令和元年11月16日

検体
品目名
産地
(大分県)

出荷月
令和元年

品柄品種名ヨウ素
131
セシウム
134
セシウム
137
乾椎茸1 由布市 5月 香信大葉 908 検出されない 検出されない 検出されない
乾椎茸2 佐伯市 5月 香信中葉 ゆう次郎 検出されない 検出されない 検出されない
乾椎茸3 竹田市 6月 香信中葉 193 検出されない 検出されない 検出されない
乾椎茸4 玖珠郡

10

香信中葉 ゆう次郎 検出されない 検出されない 検出されない
乾椎茸5 宇佐市 5月 香信大葉

ゆう次郎

検出されない 検出されない 検出されない

※測定器:ゲルマニウム半導体検出器
※検出されない:検出下限値(10Bq/kg)
※試験受託者:大分県椎茸農業協同組合

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